近年、葬送形式として注目を集めている自然葬の中に、一際個性的な『宇宙葬』という葬送があります。この記事では、宇宙葬の基本的な内容や費用相場、さらに注意点なども解説しているので、宇宙葬や散骨葬に興味のある方はぜひ参考にしてください。
年々注目が集まる『自然葬』は種類も多種多様
従来の葬儀は、一般葬と呼ばれるお通夜、告別式、火葬の順に2日間かけて行われる葬送形式が定番でした。しかし、現代の事情を踏まえて、最近では一般葬よりも家族や近しい親族のみで執り行われる家族葬が主流になり、さらに自然層と呼ばれる新しい葬送形式も人気を集めています。
自然葬には、大きく分けて樹木葬と散骨の2種類があり、散骨葬は『海洋散骨』『山林散骨』『霊園散骨』など多種多様です。お墓は建てずにプレートだけを墓標として設置して散骨する葬送形式もあります。
中でも、特に個性的な内容が『宇宙葬』です。取り扱っている葬儀社は他の散骨葬に比べて少なめですが、生前に宇宙に対して並々ならぬ思いを持っていた故人のために選ばれることがあります。
自然葬の中でも個性的な『宇宙葬』とは
パッと目を引く個性的な『宇宙葬』では、具体的にどのような内容が執り行われるのでしょうか。基本的な内容や費用相場、さらに注意点を紹介します。
宇宙葬の基本的な内容
宇宙葬とは、その名の通り粉末状にした故人の遺骨を宇宙空間へと散骨する葬送形式です。一般的な方法として、故人の遺骨や遺灰を専用のカプセルに入れてロケットで打ち上げます。宇宙空間に到達した後は、各プランによって散骨されたり、人工衛星となって地球を周回するといったオプションもあるので驚きです。
生前、一度は宇宙に行ってみたいと願っていたり、宇宙に対して強い関心を生涯持っていたという故人のために、宇宙葬を選ぶというご遺族の方が多い傾向にあります。
宇宙葬にかかる費用相場
宇宙へ散骨すると聞くと、どのくらいの費用がかかるのか気になりますよね。宇宙葬は、散骨する遺骨を入れるカプセルの大きさと打ち上げる距離によって費用が大きく変動します。
安いプランならば30万円からありますが、さまざまなオプションや打ち上げ距離の高いプランでは、数百前円必要になるプランもあるので、予算やプラン内容との入念な相談が必要でしょう。
宇宙葬の注意点
宇宙葬は生前の「宇宙に行きたい」という夢を叶えてあげられるというメリットがある一方、注意点もいくつかあります。
例えば、宇宙葬という珍しさから親族から理解を得られなかったり、打ち上げには費用がかかるため、すぐには打ち上げることができずに数ヶ月かかったり、あるいは決まっていた日程が延期になる可能性もあるでしょう。
他にも取り扱っている葬儀社が少ないため、実績が少ない点や詐欺業者がある可能性なども考慮してプランを選ぶ必要があります。
宇宙葬は、生前故人が「宇宙に行ってみたい」など宇宙に強い興味関心を持っていた場合に人気の高い葬送形式です。しかし、取り扱っている業者も少なく、延期の可能性があるなど注意点も把握しておく必要があります。
我が家の自然葬では、樹木葬や海洋散骨、山林散骨、そのほかにも指定の霊園への散骨など様々なプランのご用意があります。宇宙葬以外の散骨にも興味のある方は、ぜひ一度、我が家の自然葬へご相談ください。
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